元気チャージ!!今月のおいしい食材【リンゴ】

2020.12.07 食育

いよいよ師走!!今年も残すところあとわずかとなりましたね。

「こたつでミカン」がぴったりの季節ですが、ミカンと並んで、この時期に旬を迎えるおいしい果物があります。

そ・れ・は・「リンゴ」です!!

リンゴには数多くの品種がありますが、秋から冬にかけて旬を迎えるものが多い果物です。

スーパーでも山売りしているのをよく見かけますよね。

ミカンよりも保存性が高いので、冬のデザートとして常備しておくのもおススメです!!

今回は、品種ごとの特徴やリンゴを使った裏技など、今旬のリンゴについてご紹介します。

■リンゴの種類

りんごは、明治時代に日本にやってきました。その後、数多くの品種改良がされ、たくさんの品種が誕生しました。

日本国内で、主流となっているのは「ふじ」という品種で、世界で一番生産されているリンゴと言われています。

その他、「つがる」、「王林」、「ジョナゴールド」も人気があります。

アップルパイなどには、「紅玉」が適していると言われています。

■リンゴの味や香りの特徴

リンゴは品種ごとに味や香り、食感などが異なります。自分の好みや用途に応じて、選んでみてはいかがでしょう。 

ふじ 【11月~12月頃が旬】

・果汁がとても多い。 

・甘味と酸味のバランスがとれた味。

・香りもしっかりしている  

・蜜入りになりやすい。

つがる【9月中旬~10月中旬が旬】
   ・果汁は比較的多い。
   ・酸味よりも甘味が際立つ。
   ・果肉はやや硬め
王林 【11月中旬~2月頃が旬】
   ・果汁は比較的多い。
   ・甘味が強く酸味が弱い。
   ・果肉はやや硬く緻密
ジョナゴールド【10月下旬~12月頃】
   ・果汁は比較的多い。
   ・甘味と酸味のバランスがよい。
   ・果肉は硬めでシャキシャキしている。

ちょうど今の時期は、ふじやジョナゴールド、王林あたりがおいしい時期ですね。

私は、ちょっと酸味があってシャキシャキしているリンゴが好みなので、ジョナゴールドが好きなのですが、我が家の子供たちは、蜜入りの甘いリンゴが好きなのでふじのほうが好みのようです。

■リンゴの栄養

リンゴの皮にはポリフェノールがたっぷり!!

抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

口に残りやすいので、子供が食べる際には、皮はむいてあげたほうがよいですが、大人はぜひ皮つきで食べてみてください!!

また、ペクチンという成分も豊富で、おなかの調子を整える効果があり、便秘の予防に効果的です。

ヨーグルトと合わせるとさらに効果アップ!!

リンゴはすりおろしたり、刻んだりして離乳食にも利用できるので、離乳期の便秘予防にもおススメです。

また、リンゴは硬さがあるので、しっかり咀嚼する練習にも適しています。

幼児期以降の子供には、おやつや食後のデザートに、食べやすい大きさに切って出してあげるとよいでしょう。

■おいしいリンゴの選び方

店頭に山積みされているリンゴの中から、おいしいリンゴを選び出すポイントをご紹介します。

①全体がまんべんなく赤いもの
②重みのある中玉
③香りがしっかりしているもの
④枝が干からびていないもの

そして、最大のポイントは「つや」!!

リンゴを手に取った際に、ちょっとべたつくような感じの時ってありませんか?

そのべたつきは、人工的なワックスや農薬によるものではなく、リンゴが熟した際に生成されるワックス成分によるものなのです。

つまり、ワックスがついているリンゴはおいしい確率が高いということなんです!!

ご紹介した選び方は、目で見たり、手で触ってみたりすることでわかるので、子供でもおいしいリンゴを選ぶことができます。

一緒に買い物に行った際には、ぜひこのポイントを教え、おいしいリンゴ選びに挑戦させてみてください。

こうした経験を日頃から積んでいくことで、旬を覚えるのはもちろん、食材を選ぶ力や食に関する興味・関心が養われていきます。

お買い物の際、ぜひ参考にしてみてください!!

■リンゴをつかった裏技

リンゴはエチレンガスというガスを放出しています。

このエチレンガスは、果物の成熟を促す働きやジャガイモの芽を抑制する働きがあるんです!!

まだ青いバナナなど、未熟な果物を早く成熟させたい場合に役立ちます。

ジャガイモも、保存期間が長くなると、どうしても芽がでてきてしまうものですが、リンゴと一緒に保存すればだいぶ抑制できますよ。

子供から大人まで、多くの人が大好きなリンゴ。
旬のこの時期に、ぜひ親子で楽しんでみてください!!

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