元気チャージ‼今月のおいしい食材【アスパラガス】

2021.02.15 食育

春先に旬を迎えるのは、ベーコン巻きにぴったりのアスパラガス‼

普通のアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いをはじめ、栄養や調理のコツをご紹介します。

**アスパラガスの種類**

スーパーの野菜売り場でよく見かけるのは、緑色の「グリーンアスパラ」ですよね。

そして、水煮缶などでよく見かけるのが、白い「ホワイトアスパラガス」。

この2つ、実は同じ種類なのです。どこでどうやってここまで違うものになったのか?

そのカギは「色」にあります。

アスパラガスは、光にあてて育てると葉緑素などの影響でグリーンアスパラガスに、土をかぶせ光を遮断して育てるとホワイトアスパラガスになるのです。

元が同じでも育て方が違うということなのですね‼

その他にも、流通量は少ないのですが、「紫アスパラガス」という種類もあります。

**アスパラガスの栄養**

グリーンアスパラガスはホワイトアスパラガスよりも栄養価が高く、アスパラギン酸を多く含んでいるのが特徴です。

アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、疲労回復作用や利尿作用があります。

さて、アスパラギン酸ってどこかで聞いたことありませんか?

実は、アスパラギン酸は疲労回復に役立つことから、栄養ドリンクやスポーツドリンクに配合されていることも多い成分なのです。

利用する際にちょっとチェックしてみてください。

また、穂先は成長のための栄養が蓄えられているため、特に栄養価が高いとされています。

ビタミンKや葉酸など成長に欠かせない栄養素も豊富なので、ぜひ子供に食べてもらいたい野菜の1つです。

**アスパラガスをおいしく茹でるコツ**

アスパラガスはゆでて利用することが多いかと思います。

アスパラガスは、根元の方が筋っぽいため、茹でる前に皮をむくことがありますが、その際は、茹でる時にむいた皮も一緒に茹でてみてください。

皮は香りや風味が豊かなので、一緒にゆでると、可食部にも香りや風味が移り、よりおいしく茹で上がります。

また、筋っぽさが気になる場合には、少量の重曹(食用)を加えて茹でると、柔らかく茹で上がり、色も鮮やかになりますよ。(重曹を入れすぎるとベタっとしてしまうので注意‼)

**豚肉と最高のマリアージュ♪**

アスパラガスは疲労回復作用があるとお話しましたが、ビタミンB1を豊富に含む豚肉と合わせると、さらに疲労回復に効果が期待できます。

そのため、アスパラガス料理の定番ともいえる、肉巻きやベーコン巻きはとっても理にかなったものといえます。

アスパラガスだけだとちょっと抵抗があるという子供でも、ベーコンやお肉と一緒なら食べられるという場合もあります。

調理も簡単‼下茹でしたアスパラガスに薄切り肉やベーコンを巻き巻きして焼くだけ♪

巻き巻きは子供にお手伝いしてもらってもいいかもしれませんね‼

あとは、アスパラガスとベーコンとコーンの炊き込みごはんもおいしいですよ。

適当な大きさに切ったアスパラガス、ベーコンと、コーン(水煮や冷凍で〇)をお米と一緒に炊飯器に入れて炊くだけ‼

炊き上がったら塩こしょうとしょうゆで味を調えれば完成です。

隠し味にコンソメをちょっといれてもおいしいです。

下茹で不要なので、アスパラギン酸を無駄なく摂取できるのがポイント。

ベーコンの塩気とコーンの甘味もあるので、アスパラガスが苦手な子供でも食べやすいレシピです。

ぜひこちらもお試しください‼

春先は新生活や新学期のスタートなど、大人も子供も何かと疲れがたまりやすい時期です。

そんな時にこそアスパラガスがおススメ‼

春先の疲れは栄養たっぷり!旬のアスパラガスで乗り切って、元気いっぱい過ごしましょう!