今月のおススメ食育絵本【2月】
2021.02.08 食育今月おススメする食育絵本はこちら‼
**「まどあけずかん・たべもの」**
(小学館)
ちょっと珍しい「食べ物」の図鑑です。
オールカラーでおいしそうな食べ物のイラストがたくさん描かれています。
◎大きな特徴は3つ
描かれているすべての食べ物には、英語での呼び方が記されており、しっかり読み仮名もついています。
例えば…
【いちご】【strawberry】【ストゥラーベリィ】
といった感じです。
普段当たり前に使っている食べ物の名前が、実は和製英語だった!?なんておもしろい発見もありますよ。
仕掛けのある絵本が好きなお子さんは多いのではないでしょうか。
この図鑑は、各ページにまどあけの仕掛けがあります。
例えば、 「つぶつぶのたべもの」のページでは、皮つきのトウモロコシの部分がまどあけになっていて、めくるとトウモロコシの黄色いつぶつぶが隠れているという感じです。
まどあけの応用として、「つくってみよう」というページがあります。
調理をするように、記されている順番どおりにまどあけしていくと、おいしい料理が出来上がるというもの。
実においしそうな食べ物が出来上がるので、親子で盛り上がること間違いなしのページです。
食べ物のグループ分けといえば、肉類、野菜類などの種類別や赤・黄・緑など体での働き別などをイメージすると思います。
しかし、この図鑑は子供目線でできているので、大人が考えるようなグループ分けではありません。
「色」…シンプルに赤・黄・白・黒の4色でわけてあります。
例えば赤い食べ物は、トマトやかに、とうがらしなどです。
「形」…さんかく・ながい・まる・しかく・つぶつぶ・ぐるぐる
ぐるぐるの食べ物って!?見れば「なるほど~」と妙に納得してしまいます。
この他にも、様々な肉料理を動物別に分けたり、飲食店やキッチンなど食事する場所ごとに分けたり、とても楽しい内容となっています。
図鑑となっていますが、ボリュームのある仕掛け絵本といった感じですので、比較的低年齢でも十分に楽しむことができる図鑑です。
食べ物への興味・関心がでてきたあたりから、遊びの1つとしておススメできる一冊です。
**「ふしぎがわかるよ図鑑」**
(学研)
「まどあけずかん」よりも少し年齢が大きくなったお子さん向けの図鑑です。
子供の「なんで?」「どうして?」に的確に分かりやすく答えを教えてくれる頼もしい一冊。
我が家でも子供の質問攻めにあった際のバイブルとしてお世話になった一冊です。
子供の身の回りの素朴な疑問にQ&A形式で分かりやすい解説がされています。
「たべもの」というテーマのページが食育絵本としておススメの部分です。
「「いただきます」「ごちそうさま」をいうのはどうして?」
「お肉はどうやってお店にくるの?」
といった、食育の核に対するような疑問から、
「かつおぶしはなぜお好み焼きの上で動くの?」
「綿あめはなぜ次の日になると小さくなるの?」
というような、素朴だけれど大人でも答えにとまどうような疑問まで様々。
子供に読んでいるつもりが、大人も勉強になる図鑑です。
食べることは毎日欠かせないことなので、好奇心旺盛な子供にとって、その時々に様々な疑問がでてくるのは自然なことであり、成長している証でもあります。
興味を持った時こそが学びのベストタイミング‼
お子さんから食についての疑問を投げかけられた際にはぜひ、この図鑑を活用してみてください。
パパやママと図鑑で見たり調べたりして学んだ知識、経験は、子供にとってとても有意義で効果的な食育につながります。
今回ご紹介した2つの図鑑、大人も子供も楽しい内容ですので、ぜひ読んでみてください。