マット運動 《倒立前転編》

2020.07.10 運動 食育

みなさんこんにちは! 

 

さぁ今回はマット運動シリーズの倒立前転編! 

 

ついに倒立まで来ました。 

子どもが倒立!? 

 いえいえ出来るんです! 

 倒立は腕の力で行う・・・というイメージがありますが、そうではありません。 

実際は肩に支点を置き、バランスをとるので腕の力も少なからず必要ですが、 たくさん必要というわけではありません。  なので倒立が上手な人は長時間、倒立が出来るんです。 

 子どもでも練習すれば出来るようになります 

 練習がしっかり必要ですが頑張れば出来ない事はありません。 

 自転車と一緒で一回できればこれからもずっと出来るようになるでしょう。 

 ではどのようにして練習をしていけば良いのか?? 

 今回は倒立前転なので、前転が出来る事を前提にして話を進めていきますね! 

  まずは逆さまになる感覚を身に着けるために壁を使って練習をしていきます。 

 最初は壁を背にして、壁づたいに足を上げていきましょう。 

この時、手にしっかりと力を入れ続ける必要があります。 さらに言うと、肘が曲がってはいけません。 

 肘が曲がってしまうと、腕の力のみで全身を支えなければなりません。 

これは大人でもかなりしんどいですね。 

写真のような形で足を上げられる所まで上げて止まってみましょう。 

この練習で逆さまになる感覚、 腕の力の入れ方の感覚を養っていきましょう。  

この練習が出来るようになったら、 次のステップ! 

 壁を正面にして壁倒立の練習です! 

 手の付く位置はなるべく壁に近い位置にします。 手の幅は肩幅ぐらいが一番安定すると思います。 

 

勢いをつける事も大事ですが、慣れてきたら、 壁に激突していくような形ではなく、 ふんわりと逆立ちの形になれるよう意識できると良いですね。 

壁に触れる面は足のかかとだけ・・・といった感じです  

身体は少し反るような形が一番安定感があります。 

腕や足を曲げるのではなく、腰を反る感覚です。 

 慣れてきたら、かかとと壁を少しずつ離して止まる練習をしていきましょう。 

 ここまでくるとなんとなく感覚で逆立ちとはどのようにして力を入れるのか、 

バランスはどのようにとると良いのかが身体で分かってくるようになるはずです。 

ここまで来たらあと一歩! 

最後は壁なしでマット1枚でチャレンジ! 

逆立ちで数秒止まることを意識してその後、腕を曲げ、前転にもっていきます。 

 

倒立前転のコツは前転時の腕の力をゆっくり抜き、 前転に移る際のショックを吸収する事にあります。 

 

一気に力を抜くと、衝撃が強く、背中を強打してしまうので注意が必要です。 

最初は前転時、補助にはいってあげる事をオススメします! 

難しいのが、倒立の時は腕を伸ばし、肩を入れている状態なのですが、 前転にもっていく時には腕を崩し転がらなければなりません。 

 この力の抜き具合ポイントがあります。 

 一気に力を抜くと頭から落ちてしまう事になってしまうので注意が必要です。 

イメージはゆっくり力を抜き、スローモーションのように徐々に腕を曲げます。 

 

倒立時の目線はマットを見る事、前転時の目線はお腹を見るようにし、 後頭部を支点にしてマットを転がる事が出来るように意識しましょう。 

写真のような形で腕を曲げ、頭とマットの接地点は後頭部です。 

 本来は倒立で止まってから前転になりますが、最初の練習ではあまり止まる事は意識せず、 フォームを意識できるようにしましょう。 

 

いかがでしたか?? 

 

子どもに倒立ってあんまイメージがわきにくい所があるとは思うんですけど、 やってやれない事はないですよ! 

 

実際に私の体操教室では4歳児が倒立出来ています 

コツをつかみ、力だけではなくバランスを上手にとる事さえ出来れば可能なのです。 

 倒立が出来るようになったらクラスの人気者になれるかもしれません。 

 

ぜひチャレンジしてみてください! 

 

 

では今回はこの辺で・・・ 

最後までご視聴いただきありがとうございました。