元気チャージ‼今月のおいしい食材【しらす】
2021.03.08 食育しらすは子供のカルシウム補給源として重宝する食材で、一年を通してスーパーで見かけることができますが、実は春先から初夏が旬なのです。
今回はカルシウムたっぷり‼しらすについてご紹介します。
**しらすはイワシの赤ちゃん**
しらすはイワシの稚魚です。イワシは種類が多い魚ですが、カタクチイワシやマイワシの稚魚を一般的にはしらすとよびます。
よく食卓にのぼるのは「釜揚げしらす」といって白いしらすが多いかと思いますが、茹でる前は体長は1~2センチで透き通った体をしていて、「生しらす」としても楽しむこともできます。
**しらすの産地**
しらすの産地はいくつかあり、兵庫県の淡路島産や静岡県の駿河湾産、神奈川県の相模湾産のしらすが有名です。
海の状態や禁漁期間などにより、産地によって若干の旬のズレが生じます。
**しらすの種類**
☑「釜揚げしらす」
☑「しらす干し」
☑「ちりめんじゃこ」
これらの違いを知っていますか?
見た目には大きな違いは見当たりませんが…
実は、「水分量」が違うんです‼
釜揚げしらすの水分量はは8割程度、釜揚げしらすを天日干ししたしらす干しは7割程度、さらに乾燥させ水分量を5割程度にしたものがちりめんじゃこといわれています。
また、しらすという呼び方ではないのですが、しらすを板状にして天日干しした「たたみいわし」というものもあります。
パリパリした食感で、ほどよい塩加減のたたみいわしは、子供のおやつにもぴったりです。
そのままでもおいしいですし、ちょっと焼いてしょうゆやマヨネーズをつければ、おつまみにも最適です。
**しらすの栄養**
しらすにはカルシウムがたっぷり含まれているので、子供の成長はもちろん。大人の骨粗鬆症予防にもよいとされています。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれているのも特徴です。
ビタミンDは紫外線を浴びることによって増加するため、釜揚げしらすよりもしらす干しやちりめんじゃこで含有量が若干多い場合があります。
その他、 脳神経のケアに働くビタミンB12や血栓症の予防に働く「セレン」も多く含んでいますので、子供から大人まで、健康のために積極的に食べたい食材です。
**しらすを使ったレシピ**
炊きたてごはんに、しらすを乗せてしょうゆをちょっと垂らして食べる‼…まさにシンプルイズベストですが、他にもおいしい食べ方もありますので、ぜひお試しください。
*しらすの卵焼き
材料:しらす お好みの量
卵 1個
塩 少々
作り方:①卵を溶きほぐし、しらすと塩を加えてフライパンで焼く。
お好みで、わけぎなどをいれてもおいしいです‼
*しらすトースト
材料:しらす お好みの量
食パン 1枚
マヨネーズ 適量
しょうゆ 少々
作り方:①しらすをマヨネーズで和えたものを食 パンの上に乗せ、オーブンで焼く。
②仕上げにしょうゆを少し垂らす。
どちらも、簡単にできるレシピなので、朝ごはんなどにもおすすめです‼
**絶品生しらすもぜひ‼**
旬の産地では、水揚げされたばかりの新鮮な生しらすを味わうことができます。
生しらすは足が速い(傷みやすい)ので、流通が少なく、なかなかスーパーで目にすることはありません。
茹でたしらすも十分おいしいですが、生しらすもまた違ったおいしさが楽しめます。(甘味と一緒にちょっとほろ苦さがあるので、大人向けかもしれません)
春先のお出かけシーズン、親子でしらすの産地に旬のおいしいしらすを食べに行ってみるのもおすすめです‼