行楽シーズン到来!乗り物酔いに負けるな!
2021.03.01 食育少しずつ暖かくなってきましたね。あと数日もすれば桜の開花宣言が各地で発表されそうです。
もうすぐ春休み!お出かけにもってこいの季節となりました。私も旅番組などを見ながら、「ここ行ってみたいなぁ」「あれ食べてみたいなぁ」なんて思いを巡らせています。
さて、 家族での楽しいお出かけですが、その時に気がかりなことが1つ…それは「子供の乗り物酔い」。皆さんのお宅ではいかがでしょうか?
我が家では、子供がある時から突然乗り物酔いするようになってしまい、一時期は車で出かける時、いつも酔い止め薬とエチケット袋を準備していました。
3歳位の時だったでしょうか。それまでは一度も酔ったことなどなかったから私も子供もビックリでした。今はだいぶ落ち着いてきたのか、前ほど酔うことはなくなりましたが…。
でもやっぱり心配なので遠出の時には酔い止め薬とエチケット袋はお守りとして常備して出かけています。
ここで乗り物酔いの仕組みについて簡単にお話しますと…乗り物酔いには、「耳」と「脳」が関係しているそうです。なんだか意外ですよね。
耳の中には三半規管、前庭という体の平衡感覚に関わる部分があり、乗り物の振動や動きなどを感じ、その刺激が脳に伝わります。
人によってはその刺激が自律神経を乱してしまい、吐き気や頭痛など、いわゆる乗り物酔いが起きてしまうのだそう。
しかし、産まれたばかりから1,2歳頃はまだ、この器官が未発達であるため、あまり乗り物酔いする子はいないんだとか。
徐々に耳が発達してきた3~4歳位になって乗り物酔いするようになる子が多いんだそうです。
しかし、それも成長につれて器官が発達していき、大抵の場合は自然と落ち着いてくるのだそうです。ただ、どうしても酔いやすい体質という人もいるようです。
せっかくの楽しいお出かけ、酔い止め対策はないものか…。お出かけ前のちょっとしたママの気配りで子供の乗り物酔いを和らげることもできますので、ご紹介します!!
まずは、酔わない環境を整えること。楽しいお出かけを控えて興奮してなかなか寝付けないというお子さんもいますよね。
でも、 睡眠不足は乗り物酔いを起こしやすくします。大変かもしれませんがお出かけの前日は早目に寝かせるようにしましょう。
また、体調不良でも酔いやすくなってしまうので、お出かけ数日前から体調管理にも十分気をつけたいものです。
次に、食事に気を付けること。食べすぎても空腹すぎても乗り物酔いしやすくなります。
お出かけする1時間位前を目安に、うどんや雑炊、ヨーグルト、バナナなど脂質が少なく消化しやすい食事がおすすめです。
車の中では、時々アメやガムなどで唾液を出すことも酔い止めに効果的といわれています。
また、 大丈夫なようであれば、空腹を避けるために小さなおにぎりなど消化の良い軽食をちょこちょこ食べるのもよいでしょう。水分補給も忘れずに!
乗り物酔いしやすいお子さんの中には、一度酔った経験がトラウマになっている場合も。
「また気持ち悪くなるんじゃないか…」という不安でいっぱいになり、乗り物酔いしてしまうようです。
そのような場合には 「こうすれば酔わない!」「大丈夫!」というような、子供の不安を取り除くルーティーンやおまじないをしてあげると効果があるようです。
意外にもこれは研究でも実証されているもの(プラセボ効果というんだそうです。)なので、試してみる価値は大です。
乗り物酔いは子供自身もママも不安なもの。体調管理や食事の工夫でお出かけ前のコンディションを整え、楽しくお出かけしましょう!