モンテッソーリトッポンチーノ

2021.02.25 モンテッソーリ教育

0歳からはじまるモンテッソーリ教育。0歳でモンテッソーリ?と感じる方もいらっしゃるでしょう。 

モンテッソーリ教育は人間がおなかの中から生まれた瞬間から行われます。 

生まれたばかりの赤ちゃんは、両親のモンテッソーリ式子育てで自立に向かいます。 

今回は、出産後まもなく使用できるモンテッソーリのトッポンチーノを紹介します。 

  • トッポンチーノとは

 トッポンチーノとは、生まれてすぐの赤ちゃんに使用するふわふわのクッションのことです。 

 首が座るまで使用できます。 

 お母さんが赤ちゃんを抱っこするとき、お昼寝のとき、おむつを交換するとき、おっぱいをあげるとき・・・トッポンチーノは様々な場所で赤ちゃんとともに移動します。 

 もちろん、トッポンチーノが一人で移動できるわけではないので、お母さんがトッポンチーノで赤ちゃんを包むようにして移動します。 

トッポンチーノの効果

 赤ちゃんは、いつもトッポンチーノの上にいます。トッポンチーノは、赤ちゃんの居場所。になるのです。 

 モンテッソーリ教育では、生まれてすぐに自分の居場所を作ることで「自立」への準備をはじめているのです。 

  

  1. 安定しない首を支えながら抱っこをすることができるので慣れないお父さんにも安心して抱っこをすることができます。 
  1. おむつ交換でも使用をするので、失敗をしてしまっても、布団やシーツを汚すことがありません。 
  1. 赤ちゃんは、いつも同じ場所、同じ温度で生活ができるので、安定した精神状態を保つことができます。 
  1. お母さんの手作りを小さいころから感じることができる。 
  1. 場所の変化にも対応ができる。赤ちゃんは場所の変化に敏感です。いつもと違う場所に行くと泣き出したり不安になったり、様々な変化を感じます。しかし、このトッポンチーノがあるだけで環境への適応が可能になります。 
  1. 乳児期は秩序の敏感期です。いつも同じ場所、同じ人など・・。このトッポンチーノで、いつも同じ自分の居場所を作ることができるので秩序性を養うことができます。 
  1. 生まれる前にお母さんがトッポンチーノを作ることで、お母さんの匂いくので、お母さんに全幅の信頼感を与えます。

トッポンチーノの作り方

 ①材料

  100%オーガニックコットンガーゼ、オーガニックコットントリプルガーゼ、レースリボン 

  オーガニック綿シート、枕 

  ※なるべくオーガニックをおすすめしますが、オーガニックで材料をそろえなくても大丈夫です。タオル地や100円素材でも作ることができます。 

 ②作り方 

  各種トッポンチーノの素材、一つは70センチ。もう一つは60センチに裁断します。 

  生地表面が内側になるように重ね、袋状に3辺を縫います。 

  角は丸く縫い合わせる。 

  もう一辺は、かがり縫いにして2枚とも端を処理します。 

  端を処理したら、マジックテープをつけて、枕を入れます。レースは、各端に取りつけると見栄えがよくなり完成です! 

  洗い替えを作っておくと便利です。 

 

  • まとめ

 モンテッソーリ教育が生まれてすぐにできる!しかもお母さんの手作りで可能。ということをご存じなかった方が多いでしょう。 

 しかし、モンテッソーリ教育は生まれてから大人になるまで続きます。 

 赤ちゃんの居場所を作り、安心感を持たせてあげることで自立へと導くトッポンチーノ。 

 乳児期の安心感は精神的にも安定し将来の自己肯定感にもつながります。 

 さすが、モンテッソーリ教育が考案する教材のひとつです。 

 これからママになる方。モンテッソーリ子育てのファーストステップ。トッポンチーノを 

 手作りしてみてはいかがでしょうか。