赤ちゃんの不思議なしぐさ
2020.12.16 赤ちゃんのあれこれ生後間もない赤ちゃんでも、足を曲げ伸ばししたり一点をじっと見つめたりと、見ていると色々な動作をしますよね。それには何か意味があるのかなと、不思議に思う親御さんも多いのではないでしょうか。今日は、生後間もない赤ちゃんのしぐさの不思議についてお話したいと思います。
1. 色々な赤ちゃんの仕草
赤ちゃんの色々なしぐさについて紹介します。
① 手足をもぞもぞと動かしている
生後間もない赤ちゃんは、機嫌がいいときに手足をもぞもぞ動かしていることがあります。この時期は体の動きをつかさどる中枢神経を発達させている段階です。発達が未熟なため、まだスムーズに動かすことができないでいるのです。
② 指しゃぶり
赤ちゃんの指しゃぶりが気になる親御さんもいることでしょう。 生後2ヶ月頃になると、赤ちゃんは自分の指や手をなめ始めます。この時期の指しゃぶりは歯も生えていませんし、やめさせてなくても大丈夫です。この時期の赤ちゃんは、自分に手があることに気がついて、それを口に入れて確かめているうところなのです。指をなめている口の感覚となめられている指の感覚が脳でつながります。
③ 「あーあー」を声を出す
生後2ヶ月頃になると、「あーあー」など声を出すクーイングが始まります。意味がある言葉ではありませんが、意識的に声を出して楽しんでいます。一生懸命に話そうとしている様子が伺えます。
④ 手で足を触ったり、両手を絡ませたりする
手で足を掴んだり、手と手を絡ませたりしていることもよくありますね。 「これが手で、これが足」というふうに、自分の体を触って確認しています。こうした動きを通して自分の体について理解していきます。
⑤ 赤ちゃんが顔をじっと見つめる
生後2ヶ月頃になると、抱っこする人の顔を見つめたり、テレビなどの画面をじっと見ていることがあります。これは、 動くものから目が離せなくなるという習性があるからなのです。
⑥ 手足をバタバタさせてはしゃいでいるような動作
赤ちゃんは、親から話しかけられて、はしゃぐように手足をバタバタさせてさせていることがあります。 体を動かす脳の機能が成熟してきたことを表します。赤ちゃんの目を見て、気持ちを集中して遊んであげるとこのような動作が出てきます。
⑦ たて抱っこになると泣き止む
首がすわっていない時期に赤ちゃんをたてに抱っこすると、泣き止むことがありますね。 赤ちゃんはたてに抱っこされると、首を支えようとして首に力を入れます。「泣いている場合じゃないぞ」と、気分が変わるのです。また、視界が変わるため、気を取られて泣き止むということもあります。
⑧ 抱っこされると赤ちゃんが手の甲で抱っこした人を撫でる
抱っこされたときに、その人を手の甲で撫でるしぐさをすることがあります。 抱っこしてくれている人を確認しているといわれています。手のひらを刺激されると握ってしまう把握反射がある時期では、手の甲で相手の存在を確認しているとされています。
2. このようなしぐさをするときの親の対応は?
赤ちゃんの不思議なしぐさが見られたときに、なにか特別な対応をしたほうがいいのかなと疑問に思う親御さんもいることでしょう。特に何もする必要はありません。 赤ちゃんの様子を見て話しかけたり、スキンシップをしたりしてコミュニケーションをとってみてください。
例えば、手や足を動かしていると「おてて(足)が動かせるようになったね」、「あーあー」と心地よさそうな声を出していたら「あーあー」とマネをしてもいいし、「お話しているのね」と話しかけてあげると喜ぶでしょう。
まとめ
赤ちゃんのしぐさには、それぞれ意味があったり発達を示したりします。赤ちゃんとのコミュニケーションをとりながら、見守ってあげられるといいですね。