スキンシップが持つ力はスゴイ!! 

2020.11.19 赤ちゃんのあれこれ

赤ちゃんとスキンシップを取っていますか。「スキンシップというと、マッサージしたり抱っこしたりすること?」という声が聞こえてきそうです。そうですね。どちらも立派なスキンシップです。今回は、このスキンシップの持つ力についてお話します。 

 

 

1. 普段のお世話もスキンシップとなる 

マッサージも素敵なスキンシップですね。「さあ、今からマッサージをしよう」と改めて行動しなくても、いつもの赤ちゃんお世話でもスキンシップを取ることができるんです。例えば、おむつ交換や授乳、お風呂など赤ちゃんに直接触れるお世話ですよね。 

 

スキンシップを取ろうと思わなくても優しく触れて、そのお世話をすればいいんです。お風呂だと「気持ちいいね」、おむつ交換なら「お尻がきれいになったよ」、授乳では「美味しいかな。お腹いっぱいになったかな」など、一緒に言葉掛けもするとよりいいですね。 

 

2. 抱っこのパワー 

「抱っこをいっぱいしていると、抱きぐせや甘えたになると困る」という声をよくお聞きします。ですが、赤ちゃんの抱っこは大切なメッセージを含んだものなのです。 泣いているときでも機嫌が良いときでも抱っこをしていると、赤ちゃんに大切なメッセージを伝えられます。 

 

①「好きだよ」というメッセージ 

「大好き」「嬉しい」「楽しい」などポジティブなイメージのメッセージを伝えることができます。赤ちゃんをきゅっと抱きしめると、赤ちゃんもぎゅーっと抱きついてきませんか。それがメッセージをやり取りしているということです。 

 

②機嫌が悪いときでも 

抱っこは、「嫌だったね」「怖かったね」「寂しかったね」など、ネガティブな感情を受け止めてあげて慰めのメッセージを伝えることができます。気に入らないことがあっても、赤ちゃんの気持ちに寄り添って抱っこしてあげると、受け止めてもらったということがわかるでしょう。 

 

③ちょっと大きくなっても抱っこはパワーがある 

「もう帰る時間」「もっとやりたいけど今日は終わり」など、聞き分けを促したいときにも抱っこは効果的です。「もっと遊びたかったね。でも今日は帰ろう」など、親が気持ちをわかってくれたと感じると、子どもも理解してくれます。この場合、ハグでもいいですよ。 

 

3. 皮膚に触れることで刺激が伝わる 

皮膚に触れると、脊髄を通ってその刺激は脳に伝わります。 大好きなお父さんやお母さんから優しいスキンシップを受けた赤ちゃんは、安らぎを感じられるオキシトシンというホルモンを脳から分泌されます。そして、情緒の安定が図られるとされています。優しい気持ちを持ってスキンシップを受けると、オキシトシンの分泌は増え、赤ちゃんは自分が親から受け入れていると感じられるようになるのです。 

 

親自身も赤ちゃんに触れることでオキシトシンが分泌され、ストレスホルモンが減少したり、不安が軽くなったりして心が安定するといわれています。親のオキシトシンは、赤ちゃんと触れ合えば触れ合うほど赤ちゃんをかわいいと感じて、肌に触れたくなるという作用があります。 

 

オキシトシンは、親子の良い関係を築くホルモンなのです。赤ちゃんと触れ合っているとなんだか癒やされる感じがありませんか。赤ちゃんのしぐさや声、表情なども影響していると思われますが、スキンシップの効果は絶大です。 

 

 

まとめ 

いかがでしたか。普段何気なくしている赤ちゃんのお世話も立派なスキンシップとなります。特別なことと考えなくても大丈夫。 

 

でも、赤ちゃんのお風呂やおむつ交換も楽しいばかりではありません。気分が乗らないことや今日は疲れたと感じることもあるでしょう。そんなときがあってもOKです 。普段通りのお世話を通してスキンシップをとり、親も癒やされることができるといいですね。