元気チャージ!!今月のおいしい食材【11月】

2020.10.26 食育

冬本番が近づいてくる11月、寒い季節の体調管理にはビタミンをしっかり摂ることも大切です。

今月は、この時期に旬を迎えるビタミンたっぷりの緑黄色野菜「ブロッコリー」をご紹介します。

■ブロッコリーのプロフィール

ブロッコリーは、花野菜というグループに分類されています。

地中海沿岸が原産地といわれおり、古くはローマ時代から食用とされてきたようです。

日本には明治時代になって、カリフラワーと一緒に伝わってきました。

ところで…

私たちが主に食用としているのはブロッコリーって、実は花のつぼみってご存知ですか?

緑色で小さなツブツブがたくさん集まっているような形のブロッコリー、そのツブツブの1つ1つがなんと!!つぼみなのです。

買ってきたのに野菜室に数日忘れてしまったりすると、ツブツブの全体が黄色っぽく色が変わり始めます。

そして、さらに日が経つとアブラナ科特有の、黄色い菜の花のような花が咲いてきます。

ブロッコリーも他の野菜と同じく、一年中出回っていますが、国産ものの旬は11月から3月頃の寒い時期。

国外産も多いブロッコリーですが、値段がさほど変わらないようであれば国産のものをおすすめします。

輸入には鮮度の維持のために国産に比べて、農薬量が多い場合もあります。

本来、必要最低限の農薬で育ったブロッコリーは、芯まで柔らかく、甘味があり、筋っぽさやえぐみはほとんどありません。

■ブロッコリーの栄養

ブロッコリーは緑黄色野菜です。

ビタミンCを豊富に含み、その量はなんと!!ビタミンCの代名詞であるレモンに匹敵するほど!!

ビタミンCは免疫力の維持に働く栄養素ですので、風邪の予防に効果的です。

風邪予防の他にも、ビタミンCは抗酸化作用もあるため、お肌にも◎

シミ、シワの予防など美肌効果もありますので、ママも積極的に摂りたい栄養素ですね。

また、 ストレス対策にも効果があるため、ついイライラしてしまうときにも摂取するようにするといいですよ。

ビタミンCの他にもブロッコリーには、葉酸、ビタミンK、ビタミンEなども豊富に含まれているので、ビタミン補給にはもってこいの食材です。

■ブロッコリーが苦手な場合

お子さんの中にはブロッコリーが苦手という子もいることでしょう。

小さいうちの子供の好き嫌いというのは、離乳食の内容が影響しているとかいうものではなく、本能的なものである場合が多いのです。

苦味やえぐみ、酸味などは「毒」という認識が生まれつき備わっており、本能的に、命を守るための防御反応としてこういった味のものを避ける傾向が…。

つまり、その名残が好き嫌いというわけ。

子供によっては、おいしい野菜をきちんと選び、野菜本来のおいしさを経験させることで食べられるようになる場合もあります。

ブロッコリーも然り…。

外国産のブロッコリーを食べる頻度が多いご家庭では、ぜひ一度国産のものを試してみてください!!

風味・食感・香り…結構違うと思いますよ。

ゆでたてをマヨネーズでパクリ!!

ブロッコリーをゆでた時には、私は大抵台所に立ちながら、「味見」と称してこうします。(お行儀はよくありませんが…)

でも、これが最高においしいブロッコリーの食べ方だと思います!!

我が家の子供たちも、よく「味見」をしているので、ブロッコリーをゆでている香りに気づくと、台所付近でウロウロ…「味見」待ちをしています(笑)

ブロッコリーが苦手なお子さんがいらしたら、一度親子で「味見」をしてみてください。

もしかすると、苦手なブロッコリーが食べられるかもしれません。

「味見」というちょっと特別な感じもおいしさをプラスさせてくれると思います。

風邪やインフルエンザの季節です。うがい手洗いと一緒に、ブロッコリーをはじめとした野菜で、しっかりとビタミン補給をして元気に過ごしましょう!!