よく噛んで食べる子を育てよう!!

2020.09.07 食育

今は昔に比べ、硬い食べ物をよく噛んで食べるという機会が減少しているといわれています。

よく噛まなくてもよい食事ばかり続けてしまうと様々な不具合が出てくる場合も…。

顎が細くなって歯並びが悪くなったり、消化器への負担が増えて体調不良が起こりやすくなったり…。

今回は、子供の咀嚼(そしゃく)についてお話していきたいと思います。

**よく噛んで食べることのメリット**

よく噛んで食事をすることで、口に入れた食べ物が唾液と混ざり合い、ある程度の消化ができます。

唾液が出ると、胃や腸のスイッチもオンになるので、消化吸収がスムーズにできるようになるのです。

また、よく噛むことで脳の血流が促進されることもわかっています。脳の血流がよくなると、脳機能の発達によい影響を与えるという研究結果もあるようです。

よく噛むことは顎の発達にも深く関わっており、歯並びを整えることにもつながります。

**どうしてよく噛まないといけないの?**

よく噛まないで食べ物を体内に入れてしまうと、消化器官に負担がかかってしまい、消化不良などを招きやすくなります。

消化器官の1つである小腸の壁には、免疫系に関わる細胞がたくさん存在しています。

よく噛まないで飲み込んだ食べ物が消化不良のまま小腸に流れてしまうと、デリケートな小腸壁を傷つけてしまう場合も…。

そうすると免疫系が障害されアレルギーなどの原因となるともいわれています。

また、よく噛まないと早食いになってしまい、満腹中枢が働きだすまでに食べ過ぎてしまい、肥満になりやすい傾向もみられるようです。

食事を始めてから満腹中枢が働きだすまでは10~15分かかるとされていますので、最低限この時間はゆっくりとよく噛んで食べる食事時間を確保したいところです。

この他、よく噛むメリットでお話したような歯並びや脳の発達にも影響がでることもありますので、よく噛まないことにはデメリットが多いといえますね。

**よく噛んで食べさせるには?**

よく噛まない子供が増えているのには、周りに柔らかい食べ物があふれている環境せいもあると思います。

パンや麺類などは子供にとっては食べやすいものですが、こうしたものばかりではなく、米や根菜類、野菜類などを意識的に取り入れるだけでも噛む回数を増やすことにつながります。

繊維を残すように切ったり、よく噛まないと飲み込めない程度の大きさにしたりする工夫も有効です。

ただし、丸のみしたり、のどに詰まらせてしまったりしないように、子供の発達に合わせた調理や食材選びが大切です。

子供の噛む力は、2~3歳でその準備が整い、5~6歳頃までに大人の1/3程度の噛む力がつくといわれています。

こうした発達過程をふまえ、4~5歳頃から少しずつ噛み応えのあるもので噛む練習を始めるとよいでしょう。

また、きちんと食事に集中させることもポイント。
遊びながら、テレビをみながらといったながら食べは控えることをおすすめします。

**最良のお手本は一緒に食事する大人**

なんでもそうだと思うのですが、子供は大人のすることをよ~く見ていますよね。

どこでそんなこと覚えたの!?と思ったら、実は自分が子供の前でやっていた…なんて経験ありませんか?

善くも悪くも子供にとって身近な大人は教科書のようなもの。

ですから、よく噛んで食べるということに関しても、まずは子供と一緒に食事をする大人が、よく噛んで食べるようにするのが最も効果的!

よく噛んで食べるようになるとメリットがいっぱいですので、親子でよく噛んで食べる習慣を身につけてみましょう!

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