マット運動 ≪後転篇≫

2020.06.26 運動

 みなさんこんにちは! 

 さて今回は前回のマット運動《前転》の続きで《後転》についての記事です! 後転は小学生になってもコツをつかんでないと中々難しいかと思います。 

大人の方でも上手に回れない・・・と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 今回はただ回れるだけではなく、キレイに回れる方法もご紹介したいと思います。 

子どもが後転を出来ない理由・・・それは 

1、後転の時の手のつき方がわからない 

2.回転の勢いが足りない 

3、後ろに回る恐怖心がある 

4、最後の足のつき方がわからない 

この4点が今まで教えてきた中で圧倒的に多いです  逆を言えばこの4点がクリア出来たら後転は出来るんです!  

 ではどのように教えたら??説明していきます。 

 ※ご家庭で練習される時は、子どもにケガがないよう十分配慮してください。 

※ご家庭にマットがない場合(普通ないですが・・・) 布団など柔らかい物敷いて行いましょう 

 ではまず後転の練習に入る前に確認したい事があります。 

それは《ブリッジ》が出来るかどうかです! これ、とっても重要なんです! 

 なぜブリッジ??と思われた方もいると思いますが、 ブリッジをする時って手で身体を持ち上げ、弧を描くように反りますよね。 この時の手の形や力の入れ方が 後転もブリッジも近いものがあるんです。 

前転との大きな違いは、 前転は転がる事さえ出来れば勝手に進んでいきますが、 後転は手を上手く使わないと途中で止まってしまうんです! 

 ここに後転の難しさのポイントがあります。  そしてその手の使い方がまさしくブリッジの手の形! 

なので、まず後転の練習をする前にブリッジがしっかり出来る事が大切です。 

 今回は後転の記事なのでブリッジが出来ている・・・ という過程でお話していきますね! 

まず、 後転の最初の姿勢ですが、 進行方向に背を向け、しゃがんだ状態から始めていきます。 この時、お尻はマットに触れないようにしてしゃがみましょう。 

写真のような形になります。 

 この姿勢が出来たら次は転がります。 

お尻、背中、後頭部の順番でマットについていきます。 

  この時、子どもがよくやってしまうのが、足を上にあげてしまう事! 

後転の最終形は前転と同じく立位(立っている状態)になります。 という事は足はマットに触れていないといけません。 これが子どもの感覚では中々難しいので、  最初は補助として、回転したら両足のつま先をマットにつけてあげましょう。 

 最初は勢いをつける必要はなく、後転の正しい姿勢を意識できるように心がけましょう。 足のつま先がマットにつくようになったら、 お待たせしました!手の出番です! 

この時、ブリッジの手をしていると思うので、 マットを押し上げるような形で手に力を入れていきます。 

マットにつま先でもついていれば自然と立位(立っている状態)になっていきます。  この時の補助としては、腰を少し持ち上げるような形で 立位が出来るようにしてあげましょう。 

 ここで大きなポイントが! 

それはつま先がマットに触れてから手で身体押し上げる事! 

 つま先がマットにつく前に手で身体を押し上げようとすると、 全体重を手の力で上げるような事になってしまうのでまず子どもでは身体が上がりません。 例え上がったとしても、キレイな後転には絶対ならないはずです。 

これが失敗例の写真です。 

しっかり腰を曲げ、マットに足がついてから手に力を入れる事を伝えましょう! 

 慣れてくるころには後ろに回る感覚に対して恐怖心はなくなってきていると思いますので  少しスピードをあげて回るとよりスムーズに後転が出来るようになるはずです。 

ポイントは最初からスピードは出してやろうとすると、 後転の形も崩れるし、手を使って起き上がるのが難しくなるからです。 

最初は形を意識し、徐々にスピードを上げていきましょう! 

 後転って出来ない子が多いんですがちょっとしたコツを知る事が出来れば そんな難しい技ではないんです。 

 そのコツを上手く伝えて、キレイな後転が出来るようになりましょう 

 では今回はこの辺で・・・ 

最後までご視聴いただきありがとうございました。 

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