モンテッソーリ教育のメリットデメリット 

2020.06.18 モンテッソーリ教育

今話題のモンテッソーリ教育。子供に受けさせようか・・でも実際どうなのかよくわからない・・。と悩んでいるお母さんお父さんも多いのではないでしょうか? 

そこで、モンテッソーリ教育について詳しく述べながら、メリットデメリットを検証してみます。 

【モンテッソーリ教育とは?】 

イタリアの女医であるマリア・モンテッソーリが考案した教育方法。モンテッソーリ教育では、 子供の活動を「遊び」ではなく「仕事」と捉えているので、モンテッソーリの園では、子供の活動を「お仕事」と呼んでいます。子供は「お仕事」を自由に選び満足するまで、その仕事に好きなだけ取り組むことができます。 

【モンテッソーリ教育はなんでも自由保育?】 

モンテッソーリ教育では子供が仕事を自由に選ぶことが出来るので、一見自由保育と勘違いをされがちですが、いわゆる自由保育と異なる点は「なんでも自由ではないということ」 

モンテッソーリの仕事には仕事の仕方や、仕事を行う上でいくつかの決まり事や約束があります。 それらを守ったうえで子供には自由が与えられるのです。つまりモンテッソーリ教育は規律のある自由が子供に保証されています。 

【モンテッソーリ教育のメリット】 

モンテッソーリ教育を受けることで得ることが出来るメリットは数多くあります。そのいくつかを紹介します! 

  1. 自立した人間に育つ(自分の仕事を自分で決定をすることにより自立が可能) 
  1. 品性を持つことが出来る(モンテッソーリ教育では、歩き方、戸の開閉、座り方等生きる上で必要な事柄を丁寧に指導するので自然と品性が身に付きます) 
  1. 数学的頭脳の育成が可能(モンテッソーリのお仕事には数の仕事が多く存在します。幼児期までにわりざん、掛け算まで行うことができます。) 
  1. 国語の学び(お仕事では、文字や言語を学ぶことができます。文法も行うので、小学校低学年までの国語力を幼児期に身に着けることが出来ます。) 
  1. 手先が器用になる(縫いさしで針仕事や、はさみ切りなどの細かい仕事を行うので手先が自然と器用になります。) 
  1. 協調性のある子供に育つ(お仕事中は、友達の仕事を尊重します。自分がやりたい仕事があっても、友達が終わるまで待ちます。他人の仕事を尊重するという教育方法はモンテッソーリだけではないでしょうか。大抵の幼稚園保育園では、友達が使っている遊びをやりたいとき「かして」と声かけをするように先生から指導されます。モンテッソーリ教育では「かして」は禁止です。 
  1. 優しく思いやりのある子供に育つ(モンテッソーリの園では縦割りクラスでお仕事を行います。大きい子が小さい子の手伝いをする環境になっているので自然と思いやりの心が育ちます。 

 

【モンテッソーリ教育のデメリット】 

これまで、モンテッソーリ教育のメリットを取り上げてきましたが、果たしてデメリットは存在するのでしょうか?検証してみます。 

  1. 外遊びが少ない(一日お仕事をするモンテッソーリ園では、外で体を動かすという習慣が少ない子も多いです。外で体を動かすことが好きな子供には向いていないかもしれません。) 
  1. 運動の不足(いわゆるサッカーや体操、鉄棒や縄跳びなどがモンテッソーリ教育のお仕事には存在しません。モンテッソーリ園に通園している子供は放課後に体操の時間を設けても良いでしょう。) 
  1. 静かな環境での保育(お仕事の時間は静かな環境で黙々と仕事をしています。仕事をするので集中し自然と静かになるのですが、このような環境で育つことに抵抗のある両親には向かないでしょう。)

 

【まとめ】 

モンテッソーリ園でのメリットデメリットを挙げてみましたが、子供に合うか合わないか、その子それぞれであると考えるので、先ずはモンテッソーリ園への見学をお勧めします。 

園によっても全く異なる雰囲気なので、いくつかの園を比較してみるとよいでしょう。 

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