元気チャージ!!今月のおいしい食材【6月】
2020.06.15 食育6月の食材といえば「梅」!!
6月は青梅の収穫時期で、スーパーなどの店頭でも目にするようになります。でも、どうやって漬けたらいいかわからない…、手間がかかりそう…という人も多いのでは?
実は、そんなことないんです!!
梅の加工(梅仕事)は案外簡単にできて、楽しいんですよ!!そしておいしくて、体にも良い!!
梅に含まれるクエン酸は疲労回復効果があり、これから迎える暑い夏の夏バテ予防にぴったりなのです。
今月は、初夏の風物詩でもある梅を使った、親子で楽しめる梅仕事をご紹介します。
梅をアルコールで漬け込んだ梅酒もよいですが、せっかくなので子供も楽しめる梅シロップはいかがでしょう。
氷砂糖 500g
酢 200ml
材料はたったこれだけです!!酢を使わなくてもできるのですが、腐敗防止と夏バテ予防効果アップを考慮し、ここでは、酢を使った方法をご紹介します。
使用する酢の種類は何でもよいですが、酸味が柔らかいリンゴ酢で作ると、子供でも飲みやすいですよ。
・保存容器の消毒
消毒には熱湯消毒やアルコール消毒がありますが、容器の素材によっては、熱湯を使えないものもありますので、
食品用のアルコールスプレーが便利です。食品用アルコールスプレーを吹きかけ、しっかり拭き取って乾燥させれば完了です。
※梅500g漬けるには、容量2ℓサイズ程度が適しています。
1.梅のヘタを取ります。(傷んでいるものは取り除きます)
つまようじを使って、簡単にポロッと取れます。
これが結構子供にとっては面白い作業のようなので、一緒に作業してみましょう。
2.梅を洗い、布巾で丁寧に水を拭き取ります。(水気はカビの原因になるので注意)
梅は、大きめのボウルで水を換えながら洗います。子供にとっては水遊び感覚かもしれませんね。水気拭きは、1つ1つ優しく丁寧に拭くことを言葉がけしながら作業しましょう。
3.保存容器に梅と氷砂糖を交互に入れます。(一番上は氷砂糖になるようにします)
これも子供が得意・大好きな作業です。ポイントを教えたらあとは子供に任せてみるのもよいでしょう。意外と性格がでて面白いです…
4.上から酢を注ぎ、しっかり蓋をします。
注ぐだけですので、ぜひ子供に任せてみましょう。
ここまでが、仕込みです。あとは、冷暗所か冷蔵庫で2~3週間位寝かせれば完成なのですが、その間、お世話が必要です。
5.1日1~2回位、保存容器を動かし、梅全体に溶けた砂糖(シロップ)が回るようにします。
一生懸命仕込みをお手伝いした梅シロップ。完成までの梅のお世話もぜひお手伝いさせてみてください。
小さな子供では、重たいので、手を添えて一緒に作業しましょう。
完成まで日毎に変化が見られるので、親子で梅シロップの観察するのも楽しいですよ。
6.シロップに梅のエキスが溶け出て色づいた頃、梅を取り出します。(長く入れたままだと、渋味がでてしまうため)
梅を取り出す際に使う器具も清潔なものを使ってください。水気や汚れが入ってしまうとカビや傷みの原因になってしまいます。
梅を取り出したら、シロップは小瓶などに小分けにすれば冷蔵保存しやすくなりますよ。
完成した梅シロップは、冷蔵保存で1年位、冷暗所の場合は1~2カ月位で飲み切るようにしましょう。
好みの割合で水や炭酸水で割って飲むのがおススメです。梅シロップ1:水・炭酸水4位がちょうどよいかもしれません。
ヨーグルトにかけたり、牛乳割りにすると、酸味が苦手な子供でもおいしく飲むことができますよ。
自分で作った梅シロップは、子供にとって格別な味になることと思います。
今年の夏は、ぜひ親子で梅仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。