赤ちゃんのしゃっくりはどうしたらいいの?赤ちゃんの特徴あれこれ
2019.09.20 赤ちゃんのあれこれはじめての赤ちゃんを育てていると、赤ちゃん特有の仕草や生理的な特徴に戸惑うことがあります。
たくさんの親御さんから、
「赤ちゃんがよくしゃっくりをしていますが、どうしたらいいんでしょうか」
「皮膚がむけてきてカサカサになっているんです。肌荒れでしょうか」
などの質問があります。
どれも赤ちゃんによく起こることですが、経験したことがないと戸惑ってしまいますね。
ここでは、赤ちゃんの身体的な特徴やよくある仕草などについてお話していきましょう。
1.赤ちゃんの手はW型と足はM型
赤ちゃんは特徴的な姿勢でいます。
手は肘を曲げてW型、足は膝を曲げてM型になっていますが、これは赤ちゃんの自然な姿勢なんです。
手の指はほっそりと見えますが、手はぎゅっと握っていることが多く、時々ホコリを握っていることがありますので、
沐浴のときには手を開いて洗ってあげてくださいね。
この手は意外にも力が強く、親指を開かせようとしてもなかなか開きません。
小指から開かせると、不思議なことにすんなり開いてくれますよ。
足は、O脚で膝をM字型に曲げてあぐらをかいているかのような形です。
でも、泣く時には足に力を入れてピーンと伸ばすんです。
掛け物を蹴っ飛ばすことも多いので、寒いときには要注意です。
2.赤ちゃんはみんな一皮むける!
赤ちゃんの皮膚は、水分を多く含んでいてマシュマロのような皮膚を想像するかもしれませんが、生後数日すると手首や足首、おなかの皮膚が剥がれてきます。
これを、「新生児落屑(らくせつ)」といいます。
赤ちゃんは生まれるまで羊水の中にいて、胎脂というクリーム状の脂が皮膚を守っています。
生後数日でこの胎脂も自然に落ちてしまい、皮膚が乾燥するのです。
そのため、皮膚が一通りむけてキレイないわゆる赤ちゃん肌になるんです。
保湿しても剥がれてくるものなので、特別に何もしなくても大丈夫といわれています。
無理にむかないようにしてくださいね。
3.1日に何回もしゃっくりをしても大丈夫
しゃっくりは、横隔膜の不随意のけいれんの後に声門が音を立てて素早く閉じることが繰り返し起こるものです。(「MSDマニュアル家庭版」より引用)
赤ちゃんは、神経が未熟なためよくしゃっくりをします。
おなかの中でも良くしていませんでしたか?
授乳の後は、胃が満たされて横隔膜の神経が刺激されやすく、しゃっくりが出やすいとされています。
基本的に何もしなくても大丈夫です。
授乳直後は、飲んだものを吐いてしまう可能性があるので、いつもより長めにたて抱っこしていればいいですよ。
4.鼻にニキビな対な白いプツプツがある!
これは、赤ちゃんの体から出る皮脂です。
赤ちゃんはお腹にいるときに、女性ホルモンの影響を受けています。
生まれたての頃はその影響が残っているため、ニキビができやすい状態なんです。
特に顔は皮脂の分泌がさかんで、他にも湿疹ができやすい状態なのです。
キレイに洗ってすすぐようにしましょう。
5.頭がへこむ!
赤ちゃんは、生まれてくるときに産道を通りやすいように、頭蓋骨がいくつかに分かれていてそれを重ねながら生まれてきます。
頭の上のへこみは、「大泉門」といって骨と骨の継ぎ目になる場所です。
実は、頭の上の後ろの方にも、大泉門よりも小さいへこみがあります。
これは、「小泉門」といいます。
大泉門は2歳までに、小泉門は2-3ヶ月頃を目安に閉じるとされています。
押さえないようにしていれば問題ありません。
6.うちの子寝ながら笑うんです!
寝ているときに赤ちゃんが「ニヤッ」と笑うのは、新生児のうちにはよくあることです。
理由があって笑っているのではなく、表情筋の収縮によるものだといわれています。
特に異常なことではありませんので、親御さん方もこのかわいい表情を楽しんでくださいね。
7.まとめ
これまでお話した赤ちゃんの身体的な特徴やよくある仕草は、
「どうして?」
「大丈夫かな?」
と気になるかもしれませんが、様子を見ていても大丈夫です。
それでも、なんだか心配だということであれば、専門家に相談してみましょう。
【引用文献】
MSDマニュアル家庭版「しゃっくり」