【事故予防・第3弾】子どもの動きが活発になった!事故予防ってどうしたらいいの? 

2020.10.07 赤ちゃんのあれこれ

〜1歳から2歳〜3歳から4歳歳までの具体的な事故例と対策〜 

 

事故予防の第2弾では、生後5ヶ月頃〜1歳民の発達と具体的な事故の例と予防策をお話しました。今回の第3弾では、1歳〜2歳から3歳〜4歳歳までの具体的な事故例と予防策について紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。 

 

1. 1歳から4歳頃までの発達 

1歳から4歳頃までの発達をまとめました。 

身体を使った動作が色々とできるようになってきます。 

個人差が大きく、できてもまだ不安定なこともあります。 

1歳  ・座った位置から立ち上がる 

・つたい歩きをする 

2歳  ・階段を一人で上り降りする 

・走る 

・ボールを蹴る 

・両足でぴょんぴょん飛ぶ 

3歳  ・つま先で歩ける 

・階段の最下段から飛び降りる 

・片足で立てる 

4歳  ・三輪車を上手に乗りこなせる 

・疾走できる 

 

これらのことができたとしても、子どもの視界はまだせまく、前を向いていると左右の横の部分はあまり見えていません。

大人が正面を向いて150度見えているとしたら、子どもは90度ほどです。

また、上下も大人が120度ほど見えているとしたら、子どもは70度ほどの視界です。

なので、車が横から来ていても見えませんし、道路に段差や障害物があっても見えていないことが多いのです。 

 

2. 1歳〜2歳から3歳〜4歳歳までの具体的な事故例と予防策 

子どもの動きが活発になってくると、外での事故が考えられます。次のような例があることを知っていると、予防策を考えることができるためぜひ参考にしてくださいね。 

事故の例  予防策 
【公園の遊具】 

・術入り台で肩掛けのカバンや洋服のフードが引っかかり首つり状態になった 

・揺れているブランコのそばを通って頭をぶつけた 

・ジャングルジムから転落した 

・紐やフードがついたものを身につけて滑り台をなどで遊ばない 

・動く遊具のそばを通るときには離れたところを通る 

・しっかりと身体を支えることができない遊具では遊ばない 

【道路】 

・ボールが転げて追いかけて車道に飛び出した 

・道路の向こうにいた子どもに呼びかけたらいきなり車道に飛び出した 

・交通ルールを繰り返し教える 

・道路の近くではボール遊びをしない 

・車道の近くでは手をつなぐ 

【自動車・自転車】 

・走行中にドアをロックしていなかったためドアを開けてしまった。 

・交差点で車と接触して子どもが道路に投げ出された 

・助手席に座っていた子どもが急ブレーキでフロントガラスの激突した 

・自転車で走っていたら後ろの子どもが立ち上がろうとした。 

・自転車に乗りながら傘をさしていてバランスを崩した。 

・自転車のハンドルに傘を下げていたら引っかかってハンドルがきかなくなり転倒した 

・車では子どもは必ずチャイルドシートに乗せる 

・子どもは後部座席に乗せる 

・チャイルドロックをする 

・自転車に乗せるときには、ベルトをしてヘルメットをかぶせる 

・子どもを乗せた自転車では傘を手でさして乗らない 

・傘は手で持ってささなくても良い工夫をする 

・傘はハンドルにかけない 

【レジャー】 

・ソリが勢いよく滑って木に激突した 

・川に入って遊んでいたら石に滑って転倒し溺れた 

・浮き輪が大きく浮き輪から身体が離れ溺れた 

・バーベキューの鉄板に触ってやけどした 

 

・子どもから目を離さない(特に水場) 

・浮き輪はするっと身体が抜けてしまうことがあるため過信しない 

・波や流れがある水場では、子どもから離れない 

・子どもは深さが浅くても溺れることを知っておく 

・子どもは火から離れたところにいさせる 

 

 

3. まとめ 

子どもは活発に動いているため、しっかりとしていると思いがちですが、視界がせまくまだ周囲への注意も十分できません。 まだ身体に対して頭が大きく、バランスを崩すことも多いものです。そして、まだまだ興味を引くものに突進していくため、道路の近くでは注意が必要です。交通ルールは、何度でも繰り返しその場で教えていく必要があります。日々、事故のないように過ごせるといいですね。 

 

 

 

 

【参考文献】 

1. 「子どもの事故予防と応急手当マニュアル」公益財団法人母子衛生研究会 

2. 「発達心理学」全国社会福祉協議会 

 

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