元気チャージ!!今月のおいしい食材【10月】

2020.09.28 食育

天高く馬肥ゆる秋…いよいよ秋本番となりましたね!!

突然ですが、 「芋栗南瓜(いもくりなんきん)」という言葉を聞いたことはありますか?

芋と栗は読んで字の如く、さつま芋と栗です。3つ目の「南瓜」とはかぼちゃのことを指します。

この3つの食材は、特に女性が大好きな食材を語呂良くまとめたものといわれているのです。

その由来は、江戸時代にまでさかのぼり、当時は、 「芝居蒟蒻芋南瓜(しばいこんにゃくいもかぼちゃ)」と、今とはちょっと違っていたようです。

さつま芋・栗・かぼちゃは、どれも今の時期が旬で、お菓子やパティスリーなどでも季節限定商品などが続々登場していますね。

食べ過ぎまいと思いつつ、誘惑に負けてしまうなんてことも…

でも実は、その誘惑には栄養学的にきちんとした理由があるのです。

暑い夏には体の熱を取る食材、寒い冬を迎える前には、寒さを乗り切るために必要な熱量を補給する食材が旬を迎えるようになっています。

そして、その旬の食材を食べることで私たちの体は、季節の変化に対応した体にシフトされるのです。

さつま芋・栗・かぼちゃは炭水化物を主な栄養とする食材であり、冬へ向けてのエネルギーを補給に有効です。また、体を温めて、胃腸を整えるくれる作用もあります。

つまり、この時期に無性に「芋栗南瓜」に心惹かれてしまうのは、生きるための本能ともいえるのです!!

とはいえ、この時代、本能の赴くままに食べていたのではカロリーオーバー確実ですから、ほどほどに楽しむようにしましょう!!

さつま芋・栗・かぼちゃは、女性だけではなく、子供も好きな食材ですね。

旬の今は、ビタミン類や食物繊維が豊富で、自然の甘さで十分おいしく食べられますので、子供のおやつにもぴったりです。

シンプルに蒸したり、焼いたりして食べるのも最高なのですが、特に、さつま芋とかぼちゃは比較的扱いやすい食材ですので、ぜひ秋の味覚をつかったお料理、親子でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■我が家で人気の秋の簡単レシピ

我が家の次男が園のお芋ほりでたくさんのさつま芋を持ち帰った時に作ったレシピです。

自分が掘ったお芋ということもあり、うれしそうにお手伝いしてくれました。

さつま芋の甘味とチーズの塩味がベストマッチの一品です。

◎さつま芋コロッケ
材料:さつま芋   中2~3本
   ピザ用チーズ 適量
   牛乳     大さじ1
   塩      少々
   こしょう   少々
   小麦粉    適量
   卵      1個
   パン粉    適量
   揚げ油

作り方:①さつま芋の皮をむき、さいの目切りにし、水にさらす。

②①をゆでる。

③ゆであがったら熱いうちにつぶす。

④8割ほどつぶしたら、牛乳を加え好みの固さに調整する。

⑤塩とこしょうで味付けする。

⑥ラップに⑤をのせ、真ん中にチーズを入れ、小判型か俵型に整える。

⑦小麦粉、卵、パン粉をつけて、170℃の揚げ油でキツネ色に揚げる。

ゆであがったさつま芋をつぶしたり、混ぜたり、成型したり、コロッケづくりは、子供が楽しくお手伝いできる工程が多いので、ぜひチャレンジさせてみましょう!!

◎カボチャのパンケーキ

市販のホットケーキミックスにゆでてつぶしたかぼちゃを加えるだけの超簡単レシピです。

ホットケーキミックスにゆでたり、すりおろした野菜を加えることで、栄養バランスも良くなり、苦手な野菜でも食べやすくなりますよ。

材料:かぼちゃ 1/8カット位(冷凍なら4~5個)
   ホットケーキミックス

作り方:①かぼちゃをゆでて(又は蒸して)つぶす。

②市販のホットケーキミックスで生地を作る。(かぼちゃが入る分、牛乳などを多めにするとよい)

③いつも通り焼く。

ひと手間加えるだけなのでぜひ、朝食やおやつに作ってみてください。

ホットケーキの生地作りは色々な材料をぐるぐる混ぜ合わせるので、子供たちお得意の作業です。

ボウルを押さえるなどのサポートをしながら、子供に生地作りをお任せしてみるのもいいですね。

自分で作ったホットケーキは、子供にとって絶品の味になるはずです。

子供にお手伝いしてもらった料理を食べる際には、ぜひ「おいしいよ」「ありがとう」「また作ってね」など、子供の頑張りを肯定する言葉をかけてあげてください。

自分が一生懸命作ったものをみんながほめてくれた、喜んでくれたという経験は、食への興味関心を高めるのはもちろん、自己肯定感の成長にもつながります。

芋栗南瓜…他にもおいしいものがいっぱいの秋、作って!食べて!親子でおいしい秋をめいっぱい楽しみましょう!!

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