元気チャージ!!今月のおいしい食材【夏バテ予防】
2020.08.03 食育今月のおいしい食材には、暑い夏を元気に乗り切るのに役立つ「夏バテ予防食材」をご紹介します!
豚肉にはタンパク質とビタミンB1が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、疲労回復に役立つビタミンです。
特に、赤身の部位に多く含まれているので、モモ肉やヒレ肉などがおすすめ!!
野菜の肉巻きやとんかつにしたり、カレーなどに入れると子供も喜ぶメニューになります。
キウイフルーツなどの酸味のある果物にはビタミンCがたっぷり!
ビタミンCは疲労回復や浴び過ぎた紫外線から肌を守る働きがあります。
また、 ビタミンCは子供の成長に欠かせない鉄分の吸収を高めたり、骨を強くする働きもあります。
食後のデザートやおやつなどにキウイフルーツなどの酸っぱいフルーツがおすすめです。
酸味が苦手な場合には、加糖ヨーグルトなどに混ぜてフルーツヨーグルトにすると食べやすくなります。
枝豆は良質な植物性タンパク質を豊富に含んでいる食材です。
そして、あまり知られていませんが、カルシウムや鉄分、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸などビタミンとミネラルも多く含む優れもので、夏バテの予防にぴったりです。
シンプルに塩ゆでした枝豆は子供でも食べやすいと思います。
余談ですが、暑い夏場は「ビールに枝豆」が定番というパパ・ママも多いのではないでしょうか。
この組み合わせ、実は栄養学的にも理にかなっていてビタミンB1やメチオニン、コリンという成分がアルコール代謝を促進。
体内の余分な水分や塩分を排出するカリウムも含んでいるので、二日酔い予防に役立ちます。
1日にコップ1杯の牛乳を飲む習慣は、良質なタンパク質や豊富なカルシウムを手軽に補給できるので夏バテ予防におススメ!
また、熱帯夜で寝苦しいせいで寝不足気味の時にも牛乳は効果的です。
牛乳にはトリプトファンというアミノ酸が含まれていて、摂取すると脳に作用するセロトニンという成分に変わります。
セロトニンは神経を鎮める作用があることから、牛乳を飲むことで眠りに就きやすくなるというわけです。
お風呂上りに牛乳というのも夏場の寝不足対策によさそうですね。
暑くて食欲が落ちている時には、シリアルなどにかけて食べるのもよいでしょう。
夏に旬を迎える夏野菜は水分が多いものが多く、体の熱を逃がす働きがあります。
免疫力を維持したり、強い紫外線から肌を守ったりするのに役立つビタミン類やお腹の調子を整える食物繊維も含まれています。
また、夏野菜には、体の水分や塩分バランスを調節したり、自律神経の働きを整えたりするミネラル類もたっぷりです。
生で食べられるものも多いので、ぜひ毎日の食事にとりいれてみましょう。
子供にはちょっとなじみがない食べ物かもしれませんが…。
「土用の丑の日」に食べられるうなぎも夏バテ予防に適しています。
うなぎは豊富なビタミンAをはじめ、B1、鉄分、カルシウム、DHAなどが含まれていて、暑い夏のスタミナ源として日本人が昔から親しんできた食べ物です。
まだ、今ほど科学が発達していなかった時代から、本能的にその効果が知られ、夏バテ予防として食べ継がれてきたというのはすごいことですよね。
夏バテの予防の食事では、体力を落とさないことや発汗で失われるミネラルやビタミンなどの栄養素を補給することがポイント。
子供は大人以上に汗をかきやすく、小さい子供では体温調節が未熟なために夏バテや熱中症になりやすいので十分な注意が必要です。
また、食事と同様に十分な休息や睡眠も夏バテ予防につながります。
今回ご紹介したような食べ物を参考に、暑さに負けず元気に夏を過ごしましょう。