モンテッソーリ教育から藤井七段が育った理由 

2020.07.23 モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育を耳にしたことがあるお父さんお母さんは多いと思います。 

多くの幼稚園、保育園、幼児教室で取り入れています。 

近年では藤井七段が受けていた教育としてメディアでも取り上げられるなど話題になっています。 

確かに、藤井七段の才能を開花させたのはモンテッソーリ教育の賜物でしょう。 

では、なぜモンテッソーリ教育が藤井七段を生んだのか。 

その秘密を探っていきます。 

 

モンテッソーリ園での1日

モンテッソーリ園では、一般の幼稚園とはちがい、遊び」ではなく「仕事」をしています。 

登園したら、身支度を自分で行い、早速「仕事」に取り組みます。 

洗濯、野菜切り、クッキー焼き、編み物、縫いさし、平仮名、算数、図形など、様々な分野の仕事を子供が自分で選んで行います。 

仕事の始まりと終わりを自分で責任を持って決定します。 

先生は、環境を整え、子供が助けを必要としている時だけ手伝います。 

そうすることで、子供の主体性を養うことができます。 

自己肯定感を育む

藤井七段の驚異的な粘りと集中力は、まさにモンテッソーリ教育の賜物です。  

藤井七段は、毎日紙を編んだハートバックを作ってきたようです。 

毎日作る集中力と、ハートバックに対する入れ込みは圧巻です。 

筆者の想像になりますが、、毎日ハートバックを作る藤井七段を保護者と園が温かく見守り認めていたのではないでしょうか? 

毎日同じ仕事を満足するまで出来る教育はモンテッソーリ教育だけです。 

一般の幼稚園は今日はこれ。明日はこれ。と主体性に欠けます。 

自分で選ぶ仕事を誰にも邪魔されず満足するまで行い、それを認められることで充実感が芽生え自己肯定感が生まれます。 

自己肯定感を持っている人間は、少しのことではめげない強さがあります。 

くじけず何度でも目標に向かってチャレンジをします。 

つまり藤井七段は、自己肯定感を持った棋士なのです。 

 

ハートバックの効果

藤井七段が毎日作成していたハートバック。 

これには、子供の手と脳を育てる素晴らしい効果があります。 

ハートバックは「組紙」という仕事の応用です。 

機織りの紙バージョンといえば分かりやすいでしょうか。 

機織りといえば大人の仕事。と思いきや、いえいえ子供にもできます。 

子供はまず組紙に使用する台紙を選びます。 

次に編む紙を選びます。そして編む作業。編むことで手先の洗練につながります。 

上下交互に編んでいくので、どのように編めばよいか見通しを立てる能力が身に付きます。  

編んだ紙をバックやコースター、ランチョンマットなどに仕上げます。 

藤井七段は、このハートバック制作により、見通しを立てる能力と手先の洗練、それを認められる自己肯定感が養われたのでしょう。 

 算数教育

藤井七段といえばハートバックですが、それ以外の仕事も好んで行っていたと想像できます。 

例えば算数。モンテッソーリ教育では、算数も自由に行うことができます。 

単に数字を書いて計算が出来ればよい。というわけではなく、具体物を使い数量を知ることから始まります。 

そうして足し算、引き算、かけ算、わり算などの計算をしていくので、必然的に数学的頭脳が獲得できます。 

将棋は数学的な物の見方や考え方が必要です。 

藤井七段の強さの秘訣は、ここにもあるのではないでしょうか? 

 

モンテッソーリで培われる能力

藤井七段やラリーページなどの成功者にモンテッソーリ出身者が多い理由は、自由に仕事をし、それを認めることで自己肯定感が芽生え、どのような困難にも打ち勝つことが可能となるからです。 

と同時に数学的な頭脳が高いことで判断能力にも長けていきます。判断力、実行力を兼ね備えた藤井七段はモンテッソーリ教育だからこそその人格が形成されたといえるでしょう。 

 

 

 

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