モンテッソーリ教育を受けた子供たち
2020.06.12 モンテッソーリ教育近年話題のモンテッソーリ教育。自主性を高め、自立に導くことから、アクティブラーニングに移行しつつある日本の教育業界でも注目を浴びています。
日本では、モンテッソーリ教育は幼児期に終了し、その後はエレメンタリーとして学習塾のような形で継続をしていきますが、海外では、なんと大学までモンテッソーリ教育を受けることができます。
つまり自分で考えてリーダーシップを発揮できる人材の育成が出来るのです。 Google創始者のラリーページもモンテッソーリ教育を受けた代表的な人物です。 元アメリカ大統領のバラク・オバマもモンテッソーリ教育を受けています。その他イギリス王室の面々。故ダイアナ妃はモンテッソーリ園の教師でした。
日本では、あまり知られていませんが、現在の天皇陛下も自宅にモンテッソーリ教師を招いて教育を受けています。
御覧の通り、モンテッソーリ教育を受けた子供の中には世界のリーダーといわれる面々が揃っていますが、なぜ、リーダーシップをとれる人材の育成が可能なのでしょうか。
モンテッソーリ教育では、子供の活動を従来の「遊び」と違い「仕事」と捉えています。
子供は、整えられた環境の中で自由に仕事を選択します。自分で仕事を選んだら、黙々と仕事に取り組みます。自分が納得するまで仕事を行います。仕事の終わりも自分で決めます。
つまり、幼児期から大人の指導の下、遊びや勉強を行うのではなく、 自主的に行動をすることで、自立し将来の仕事も自分で選択をすることが出来るので自然と自立したリーダーシップの取れる人間に成長するのです。
モンテッソーリ教育では仕事を自己選択し、心行くまで行うだけでなく、そこには自由の中にも規律があります。
☑1.他人の仕事には手を出さない
☑1.教具(仕事)には使い方があり、それを守ったうえでの自由な仕事が許される
☑1.他人の仕事を尊重する
などの決まりがあります。これは社会に出た際に必要なノウハウです。これを幼児期から身に着けることで自然と仕事上のマナーを身に着けることができます。
他人の仕事を尊重する精神は思いやりや協調性にもつながります。ですから世界規模で活躍するリーダーを育てることができるのです。
モンテッソーリ教育では日常生活、感覚、言語、数、文化 の5分野をこなします。
マリア・モンテッソーリは元々女医ですから、理数系分野には非常に長けています。
そこで、ただ単に数字を書いて計算をする日本の従来の算数とは違い数とは何か、根本的な数学を学びます。数字ではなく数量から学ぶので数学の世界にぐいぐい引き込まれていきます。数以外にも世界地図、地理、歴史など文化も学ぶことが出来ます。これにより、物事を抽象的なものではなく、概念として吸収をすることが出来るのです。 これは難関私立中学受験には既に必要不可欠な知識です。今の中学受験は非常に問題が難しく数学も計算や文章題のみでは対応できません。その裏にある数の世界を解かねばならないのです。
モンテッソーリ教育を幼児期に受けた子供たちが、それぞれ高い学力を持ち、有名私立中学に軒並み合格をしているのも理解できます。
モンテッソーリの日常生活では、 野菜切り、花の水切り、食器洗い、掃除、洗濯など日常生活のあらゆることを体験します。どのようにしたら手際よく仕事が出来るか、子供たちは日々考えながら仕事をします。裁縫だってお手の物。モンテッソーリ園の子供たちは自由に針仕事も行います。家事は男性も女性も必要な現代。男女ともに家事が手際よく出来ることは財産になります。
このように、モンテッソーリ教育を受けた子供たちのその後が結果を出していることは紛れもない事実です。自立したリーダーシップの取れる人間形成を目指すのであれば、迷うことなくモンテッソーリ教育をお子様に受けさせることをお勧めします!