鉄棒上達法(逆上がり)

2020.06.11 運動
Girl playing in the park

 みなさんこんにちは! 

前回に引き続き、鉄棒上達のコツについて書いていきたいと思います。 

以前の記事では【鉄棒の持ち方】【前回りのポイント】について書いてきましたが、 

今回は逆上がりのポイントについて詳しく解説していきます。 

みなさんも逆上がりのコツが一番気になっているのではないでしょうか?? 

子ども達にとっても鉄棒で必ずぶつかる壁のような存在の逆上がり・・・ 

鉄棒界の登竜門的な感じでしょうか??(笑) 

子ども達にとっては逆上がりって運動会などでも練習する機会が多いですよね。 

みなさんのお子さんはどうでしょうか。 

 

☑「頑張って練習はしているんだけど、中々上手くいかない・・・」 

☑「どこが良くないのかわからない・・・」 

☑「教えたいけどコツの伝え方がいまいち・・・」 

 こんな事になっていませんか?? 

という事で、このポイントさえおさえておけばきっと上手くいく・・・ 

そんなポイントをご紹介します! 

ポイントその1 
【握り方】 

逆上がりをする時の握り方はどうでしょう?? 

順手ですか??逆手ですか?? 

意外と見落としやすいポイントです。 握り方としてはどちらが正解・・・というものではないんですが、 本人の持ちやすい握り方はあると思います。 

無理に逆手にしたりする必要はありません! 

 逆上がりが上手くいかない場合は握り方を変えてみても良いかもしれません。  

順手、逆手、両方やってみて持ちやすい方で練習しましょう。 

補足ですが、逆上がりをする時に 

力が入りやすいのは、間違えなく逆手になります。 

まだ力の弱い子どもは逆手でやる方が上手くいく事が多いです。 

しかしあくまで多いというだけで全員に当てはまるわけではありませんので 

覚えておいてくださいね。 

ポイントその2 
【腕をしっかり曲げる】 

逆上がりで大事なのはしっかり腕を曲げる事! 

何故大事かというと、腕が曲がっていないと鉄棒にお腹がくっつかず『支点』を作ることが出来ないからです。 

逆上がりも前回りもお腹を支点にして回ります。  逆上がりでは最初、お腹と鉄棒が離れていますよね。 いくら勢いをつけて回ろうとしても、『支点』を作らなければ回れません。 

ここがポイントになります。 

 勢いをつけた後、しっかりと腕を曲げ、鉄棒にくっつくようなイメージで回ることが出来ると良いです。 

もしどうしても回る際に腕が伸びてしまうようであれば秘密兵器があります! 

 

それは『縄跳び』 !!! 

 

縄跳びで子どもと鉄棒を結んであげてください。 

写真のような感じです。 

結び方に決まりはありませんが、鉄棒とお腹に少しスペースを持たせると良いでしょう。 

こうする事により、お腹が鉄棒に近い状態になり、 自然と腕が曲がった状態で回る事になります。 

この縄跳びを使った練習を繰り返し、 腕を曲げて回る練習をしてみましょう! 

 ただし・・・ この練習、やりすぎは禁物です! 

 縄跳びをつけた状態に慣れすぎると、 腕の力を入れなくても縄が支えてくれるため、 腕に力を入れて回る事が出来なくなってしまいます。 

 あくまで、補助! 

 腕を曲げての回る感覚を体感するぐらいでとどめておいてください。 

 

ポイント3 
【足を上に蹴り上げる】 

逆上がりが出来ない子の大半はこの足の蹴り上げが出来ていない事が多いです。 

出来ない子の特徴としては写真のように、 

前に足を出している事が多く、せっかくの推進力が前に流れてしまっています。 写真のような感じです。 

 

理想は足の角度が鉄棒を超えるようなイメージです! 

 ここまで片足でもあげることが出来れば、後は勢いで回りきることが出来ます。 

私は子どもにコツを教える時に、 「太陽をキックしてみて!」と言います。 

室内だったら 「上の電気を キックする気持ちで!」 と声掛けします。 

蹴り上げると言っても子どもには中々伝わりづらい事もあるので、 その場での声掛けにも工夫を凝らしてあげる子どもも練習しやすいと思います。 

この3つのポイント! 

このポイントがばっちりであれば逆上がりはもう出来ているでしょう。 

 逆上がりは腕を曲げる、蹴り上げるといった複数の動作を同時に行う事が 必要になってくるため子どもにとっては難しいのです。 

 逆上がりだけに限った事ではないのですが、 子どもが何か技を習得するのは『自転車』と一緒なイメージがあります。 

 頭で考えるのではなく、身体で覚える! 

みなさんも自転車乗る時に、ハンドルはこう握って、ペダルをこうやってこぐ・・・ 

なんて頭の中で考えながら運転しないですよね?? 

 それは身体が感覚として覚えているからに他なりません。 子どもも一緒です。 

 理屈ではなく、体験をさせてあげる事が成長の近道になると、 私は考えています  その中で、どんなアドバイスがわかりやすいのか、伝わりやすいのかを 考えて子ども達と向き合っています。 

いかがだったでしょうか。 

逆上がりを頑張っている子、 頑張っている子どもをサポートしたい保護者の皆様の 少しでもお手伝いになっていれば幸いです。 

最後までご視聴いただきありがとうございました。 

 

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