夏野菜を育ててみよう!

2020.05.25 食育

家庭菜園というと難しそうな気もしますが、今はベランダのちょっとしたスペースでも野菜の栽培ができるキットも売り出されているほど。 初心者でもおいしい野菜をつくることが可能です。

特に、夏に旬を迎える夏野菜は初心者でも育てやすいものが多いようです。自分で作った野菜は愛着がわき、ひと味もふた味もおいしく感じるもの。

また、子供と一緒の野菜づくりは、素晴らしい食育にもなりますよ。

でも、「食育」と聞くと、なんだか固い、難しいイメージで、とっつきにくいと感じているママが多いようです。

大きな声では言えませんが…管理栄養士である私自身でも、

「これはちょっと難しいかもなぁ…」

と思う部分もあるのですから、子育てで忙しいママたちがそう思うのも当然だなぁと思います。

しかし、食育は難しいことを無理してまで実践する必要はありません。まずはお子さんと楽しむことから始めてみましょう!

野菜づくりは子供と楽しむ食育の1つといえます。

トマトやナス、ピーマンあたりが初心者でも挑戦しやすいでしょう。

トマト、ナス、ピーマン…子供の苦手な野菜の代表選手がそろっていますが、あえて 苦手な野菜を育ててみるのも、好き嫌い克服への絶好のアプローチとなります。

最初は嫌がるかもしれませんが、毎日水やりをしたりするうちに、愛着を持つようになる子供が多いようです。

夏野菜は成長が早いので、大きくなるのが目に見えてわかるという点も、子供の興味・関心を高めます。

苗を植えて、お世話をして、収穫まででも十分なのですが、余裕があるようであれば、ぜひその野菜を使って一緒に料理をしてみましょう。

野菜を洗うだけでも立派な料理。自分が育て、料理した野菜が食卓にのぼり、家族が

 

「おいしい」

「ありがとう」

 

といって食べてくれたという経験は、子供にとって、とても貴重なもの。これも立派な食育です。

しかし、野菜を洗うだけでは物足りない!もっとお料理したい!というお子さんもいることでしょう。

そんなお子さんには、できることをどんどんやらせてあげましょう。子供でもできる超簡単レシピを1つご紹介しますので、ぜひお試しください!

 

*ミニトマトのメープルマリネ*

材料:ミニトマト、メープルシロップ、塩

作り方:
(1)洗ってヘタを取ったミニトマトの水分をよく拭いて、タッパーに入れる。

(2)ミニトマトが浸るくらいのメープルシロップを注ぎ、塩を一つまみして、冷蔵庫で一晩寝かせる。

 

たったこれだけ! 材料さえそろえれば、子供だけでも作れてしまうほどの簡単レシピです。

メープルシロップの甘味がトマトの酸味を柔らかくしてくれますので、 トマトが苦手というお子さんにもおすすめです。

ポイントは、一つまみの塩。塩は甘味を強くする働きがあるため、メープルシロップの甘味がより際立ち、おいしくなりますよ!

余談ですが、ミニトマトには豊富なリコピンやビタミンC、ビタミンEが含まれています。

これらの栄養成分は抗酸化作用に優れ、特に日焼けしやすい夏の時期には、肌のダメージをカバーしてくれるたのもしい成分ですので、 日焼けが気になるママのちょっとしたおやつにもいいかもしれませんね。

ミニトマト以外にも、 ピーマン嫌いの子供でも食べられるという「こどもピーマン」という品種も出てきていますので、挑戦してみるのもいいかもしれません。

こどもピーマンは、普通のピーマンと比べて苦味、酸味が少なく、糖度が高いのが特徴。そして、肉厚でジューシーなので、その名のとおり、 子供のために作られたようなピーマンなのです。

さらに、うれしいことは、その栄養価!普通のピーマンに比べて、体の免疫力を高めるビタミンCやカロテンの量が多いため、夏風邪や感染症のの予防にも役立ちそうです。

我が家でも肉詰めにして、食卓にだしてみたところ、 普段はあまりピーマンに手を伸ばさない子供たちが大絶賛で、モリモリ食べていましたよ。

親子で一緒にする野菜づくりから、

 

野菜の育ち方を知る、

料理のお手伝い、

好き嫌いへの挑戦

 

など、子供たちは様々な経験をすることができます。

この夏は、親子で楽しみながら野菜づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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