~子どもの運動“今”、“昔”~

2019.09.12 幼児期のうんどう
走る男の子

こんにちは!

今回のテーマは子どもの運動“今”、“昔”

と題して語っていきたいと思います。

今、子どもの遊びに変化が起きているのにお気づきですか?

よく「今の子は昔よりも体力が落ちた」という言葉を耳にします。

実際はどうなんでしょう。

ある研究データによると50メートル走のタイムが

30年前と比較すると同年齢で約2秒も違うというから驚き!

50メートル走で2秒ってめちゃめちゃ大きいですからね!

他にも体力テストにおける各種目で昔の方がはるかに成績が良いんです。

この結果から実際に子どもの体力や運動能力が落ちている事がわかりました。

ではいったい何が原因なんでしょうか?

みなさんはなぜだと思いますか?

一緒に考えていきましょう。

※ここからは保育経験や子ども達との関わりで感じた主観も入ります。

まずは、

【活発に身体を動かす機会が減っている】

やはり一番に思うのがテレビやゲームの普及ですね。

テレビやゲームがめざましく進歩した昨今、

子ども達は外に出ていてもゲーム片手に友達と公園にいたりするのを見かけませんか?

また、遊べる公園自体が減ってきているという事もあります。

他にも今の時代、子どもだけで遊ばせるのは物騒だからと

親が遊ばせにいかせないというのも聞いたことがあります。

様々な要因があって身体を動かす機会が減っていますね・・・

そして、

【自発的な運動の機会が減っている】

これも大いに関係していると私は思っています。

最近、習い事をしている子どもが増えてきましたよね。

 

 

☑ 体操

☑ 水泳

☑ サッカー

 

など、習い事も今では探せばいくらでもでてきます。

身体を動かすという意味では良いのですが、

特定の運動の繰り返しだけでは、多様な動きを身に着けることはできません。

子ども達に大事なのは単に活動するだけではなく興味を持って

『自発的』に身体を動かし、楽しむ事です。

最後は、

【核家族化、共働き化による子どもと関わる時間の減少】

これも時代ではあるのですが、共働きなどによる関わりの減少です。

最近子どもと外で一緒に遊びましたか?

公園などを見ても子ども達だけしか見かけなくなりなりました。

子どもと親との関わる時間がめっきりなくなってきているように思います。

やはり大人が子どもに遊びを伝え、面白さを共有し、

「またやりたい!」と思える環境が理想ですよね。

休日、少しでも時間があれば子どもと外遊びしてみてください。

意外と童心に帰れて楽しかったりもしますよ。

じゃあ私たちに出来る事って?

それは子ども達が興味のある遊びや運動を出来る『環境』を提供してあげることです。

今の子ども達は

“やりたくても”

“できない”

“やらせてもらえない”

から、

やらないんです。

子どもの体力や運動能力が落ちているのは

子どもに原因があるのではなく、大人にも原因があるのかもしれないですね。

​もちろん、先ほどにも述べたように、

昨今の社会情勢を考えると、共働き、シングル世帯などが増えているという

原因もあって、家庭では補えない部分を

『習い事』として子どもに時間を作っているというのもありますよね。

なので今習い事がこんなにもたくさんあると思うんです。

私自身も体操教室をやっている身として、

保護者の方ともお話する機会がたくさんあるのですが、

「何で体操教室に子どもを参加させてみたいと思いましたか?」

と聞くと、

 

☑ 「自分では教える時間が作れない」

☑ 「教え方がいまいちわからない」

 

といった声が多くあがります。

このような声からも、

お母さん達は忙しいし中々子どもとの時間が作れていないのかなぁ~と

感じる事が多いです。

でもでも・・・

少しの時間でも良いんです!

お母さん達が日々の家事や仕事で大変なのも重々知っています。

隙間時間でも良いので子どもが今どんな事が出来るようになったのか、

どんな事が出来ないのかを遊びや日々の生活の中で気にしてみてください!

そして出来てなかったことが出来ている事を発見したら、

たくさん褒めてあげてください!

それだけで子どものモチベーションは上がります!

 

 

だって一番大好きなお母さんに褒められたら子どもは

もっともっと頑張りたい!って思いますよ。

 

 

これは運動だけではなく、子ども自身の心と身体の成長に欠かせません!

今回はこの辺で。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

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